現在はスマートフォン全盛の時代です。
スマートフォン無しには生きられない人が急増しています。いやいや、私自身がそんな人間なのかもしれません。
海外に仕事で行かれる方は特に、海外でも常時インターネットに接続できる環境がほしいのでは無いでしょうか。
海外出張時にローミングを利用してスマートフォンを利用することのできる方も少なくないようですが、
やはり現地のSIMカードやWi-Fiルーターを利用して接続している方が多数派だと思います。
10年ほど前までは、仕事や旅行で海外に行くことが多かったのですが、その頃のことを思い出すと感慨深さがあります。
そう、その頃の海外携帯電話です。
スマホがやってくる前、私たち日本人は「ガラケー」と呼ばれる端末を使っていました。
「ガラパゴスケータイ」とはよく言ったもので、日本の携帯は独特だったのですね。
スマホ的要素の多い端末はありましたが、通信システム、そしてキャリアが端末を販売するというシステムは独特で、
端末の販売方法については、遠くなつかしいガラケー全盛時代も今も、特に変わりはありません。
しかし、ガラケーはとても便利な端末で、今でも愛用している方はたくさんいます。
インターネットを閲覧することもできますし、SMSを送ることもできます。
世界基準で使えるものではありませんが、日本の文化が生み出した、優れた製品です。
ガラケーついでに、少しノスタルジックな話題をもうひとつ。
海外携帯電話やPDAのお話です。
さて、その頃(といっても2000年代の話です)の海外携帯電話ですが、GSMが主流で、アジアやヨーロッパの多くの国々で、この通信方式が採用されていました。日本は全く違う通信方式でしたので、日本の端末を海外に持ち出しても使うことはできませんでした。(一部の端末は除く)
私の旅行の多くはアジア圏内でしたので、タイ・バンコクのマーブンクロンセンター(MBK)という、携帯ショップがひしめくショッピングセンターで、
中古のモトローラを手に入れ、持ち歩いていました。
この安物端末を持つことで、SIMカードを入れ替えればどこでも使えるという、SIMフリー端末の便利さを知りました。
話すこととショートメッセージを送ることぐらいしかできない、シンプルな端末でしたが、私が海外端末に興味を持つようになるには十分な物でした。
その頃はNokia(ノキア)全盛時代。お金のない私は新品のハイエンドノキアなど手が届くはずも無く、しばらくモトローラを使っていました。
ガジェットも好きでPDAも使っていました。PDA。知っていますか?これに電話がついたものが言ってみれば今のスマホです。
ウィンドウズフォンなんかもありましたね。Palmとかもなつかしい。スマートフォンと対して変わりませんね。
BlackBerryも含めて、スマホの先駆けと行っても良いでしょう。新しさを感じたものですよ。私はhpのPDAを使っていました。
こうやって語っていくと、私の海外携帯遍歴もなかなかのものですね。
もちろん、もっと使っているのですが、ここしばらくは、スマートフォン時代が到来する前の海外携帯や、
そうした機器を使用しての通信についてお話ししたいと思います。
2G(GSM)とは
GSMはGlobal System for Mobile Communicationsの略称で、第2世代移動通信システム(2G)のことです。
第3世代移動通信システム(3G)が登場するまでは、世界の多くの国々で主流となっていた通信システムです。
日本や韓国では、独自のシステムを使っていたため、この通信規格用の端末を国内で使用することはできませんでした。
現在でも通信インフラの整っていない発展途上の国々では主流の通信システムです。
現在、日本の大手キャリアが取り扱っている3G、4G端末のほとんどがGSMエリアでの通信に対応しています。
3Gとは
日本では3Gというと、WCDMAを指すことが多いですが、世界では「3G」もしくは「UMTS」と呼ばれる通信規格です。
世界の主要国が共同で開発したため、多くの国で、GSMよりも良い品質の通話と通信が可能になりました。
NTTドコモのFOMAや、ソフトバンクのSoftBank 3Gがこれに当たります。
4Gとは
4G(第4世代移動通信システム)は、「大容量かつ超高速の通信が可能で、Wi-FiやBluetoothなどのワイヤレスシステムとスムースに連携、利用できること」
と定義されています。
実際に日本で4Gとして認められているのは、現在のところ、NTTドコモが提供しているPremium 4Gのみとなっています。
ちなみに、キャリアなどがマーケティングを目的として、WiMaxやLTEを4Gと呼ぶことがありますが、実際のところは3.5Gや3.9Gに該当します。
2Gの時代の海外携帯
2Gの時代と言っても、2000年代前半の話なのですが、妙に昔のような気がするのは、端末の形が大きく変わっているからでしょうか。
余談ですが、現在のスマホは、あまり奇抜なデザインの物は無いですね。たまにそんな端末に出会っても、昔の海外携帯の奇抜さの足下にも及びません。
以前の海外携帯は「キテる」、チャレンジングなデザインの端末がたくさんありました。
私が初めて購入した、機種も思い出せないモトローラの中古端末は、この2G専用機。「キテる」タイプの端末でした。
カメラは無く、通話とSMS(日本語不可)のみの超シンプル端末。この端末でもモバイル通信はできたはずなのですが、それをやった記憶がまるでありません。
ネットカフェ全盛時代、海外の主要都市ならネットカフェがたくさんあったので、そのような場所で事足りていました。
ホテルでは電話線につないでダイヤルアップ接続。海外モバイル用のポータブル電話線や電源プラグなども持ち歩いていましたね。
電話線からインターネットにつなぐことは、そう難しくは無いことなのですが、何かその面倒くささが楽しかったことを覚えています。
2000年代前半の日本における携帯電話シーンは、激動の時だったと思います。
KDDIがエーユーと合併したり、Vodafoneが参入してきたり…多くのできごとがありました。
特に海外携帯利用者にとって「日本語を扱える海外携帯」を手に入れるということが大きな課題でした。
Vodafoneの日本市場参入は、多くの海外携帯フリークを歓喜させました。
3Gがやってきた
2000年前半は、私が頻繁に渡航していた東南アジアでも、3Gが使えるようになり始めていました。端末も3G対応のものが街中にあふれ出しました。
当時のVodafoneは3G(SoftBank 3G)を使っていて、日本の市場向けに「802 SE」というソニーエリクソン製の端末を投入していました。
この端末は海外でも販売されていましたが、当然ながら海外端末では日本語を使うことはできません。
しかし、日本の市場向けに投入された製品のSIMロックを解除することで、海外でも日本語が扱える携帯電話が誕生したのです。
Vodafoneの他機種でも、ロック解除可能なものがあったと記憶しています。
その頃のバンコク・MBKには「Unlock 802 SE」の張り紙が至る所にあふれていました。
実は海外携帯の日本語化に取り組んでいた人々はたくさんいました。
ただ、やはりある程度の知識が必要だったり、失敗すると文鎮化したりする危険があり、安易に手を出せる技ではありませんでした。
そんなところに日本語端末の「ロック解除可」という朗報。当時は多くの海外携帯利用者がこの端末を使っていましたね。
私はというと…ひねくれ者は「SIMロック解除」では無く、海外仕様の端末をそのまま使用していました。
モバイラーだった私はWindows CE(これもなつかしい)マシーンを常に持ち歩いていたので、
日本語が使いたければ海外携帯をモデムにしてインターネットにつなげば、事足りていたのです。
その頃の海外用愛機はSony Ericsson K600(新品・ネットで海外から購入)でした。
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