2000年代が終わりに近づいた頃、SamsungからGalaxyが発売され、スマートフォン競争が激化する様相を見せ始めました。
Samsungの他には、BlackBerry(ブラックベリー)やNokiaなどもスマートフォンを発表していました。
この両者が送り出す端末は、主にフィジカルキーボードのついたタイプの物でした。
ブラックベリーはカナダのRIM社が製造していたスマートフォンで、セキュリティーが強固なことが特長でした。
そのため、利用者の中心はビジネスマンでした。アメリカのオバマ大統領がブラックベリーユーザーだったことはよく知られています。
ブラックベリーは日本でもNTTドコモから販売されていたので、覚えている方も多いのではないでしょうか。
私の初スマホはNokia E71。当然、フィジカルキーボードのついたタイプです。
薄く、そして小さいながらもタイピングしやすいキーボードが抜群でした。
ブラックベリーやノキアは、この2000年代終盤から2010年代に入るあたりの時期には、大きなシェアを持っていました。
しかし、タッチスクリーンタイプのスマートフォンが勢力を伸ばしていく中、この両者はその波に飲み込まれていく形になります。
2010年代に入り、現在主流のタッチセンサータイプのスマートフォンが勢力を拡大してきた背景には、通信環境のハイスピード化があります。
そして端末自体もどんどん大容量、ハイスピード化し、動画などのコンテンツを端末上でストレス無しに楽しめるようになったのです。
また、スマホの隆盛は、ソーシャルメディアの盛り上がりとも切り離して考えることはできません。カメラの高性能化がその表れでしょう。